先日、キングコング西野さんがYouTubeで、ルイヴィトンが人通りの多い場所にお店を出す理由について語っている動画を観ました。
これがなかなか興味深くて…。
ところで、第五人格は、なぜか二度と販売しないガチャ限定のUR衣装を展示画面に置いてます。
もう一回衣装の再販をするなら、展示画面を置いておくのは、わかりますよ?
あぁ、血祭りかわいいなぁ。欲しいなぁ。と思っている人を増やして、ガチャを再販。
グヘヘ。これでボロ儲けだ…。なーんてことができますよね。
にもかかわらず、ガチャ限定URは、展示画面に置いておくだけ。
欲しい人を作るだけ作って、再販しない。
衣装を、指をくわえて見守ることしかできないようになってます。
もしかして:ただのいやがらせ
こんなユーザーを敵に回すようなことを、なぜしているのでしょうか?
いやがらせ?ドS?新手のいじめ?
いずれにしても、ユーザーに嫌われることをする必要はないですよね。
しかも、サービスがリリースされた2018年からやってます。
3年もやっているなら、どうやら何か意味がありそうですよね。
では、どんな意味があるのか、ぼくが考えたことを書いていきます。
結論:ガチャとUR衣装の価値を高めるため
仮にUR衣装の展示画面が、存在しなければならない理由があるなら、何があるのでしょうか?
たとえば、
- 衣装を欲しい人を増やすため。
- 自分たちが作ってきた衣装の実績のため。
なんかが、挙げられますよね。
ぼくは、UR衣装を展示に置いておく理由は、ガチャとUR衣装の価値を高めるためなんじゃないかと思うんですね。
なぜかと言うと、GUCCIやルイヴィトンなどがやっている戦略と似ているからです。
展示画面を残すことはつまり…
ラグジュアリーブランドと同じ売り方で、衣装の価値を高める
こういうことだと思うんですね。
とは言っても、ラグジュアリーって何さ?とはてなマークが出ているはず。
順番に、説明しますね。
GUCCIやルイヴィトンなどのブランドは、ラグジュアリーブランドと言います。
ちなみに、ラグジュアリーとは贅沢、豪華という意味。
ラグジュアリーブランドの特徴は、そのブランドだから買われること。
すなわち、ルイヴィトンは、ルイヴィトンだから買うわけですね。
3000円の財布とルイヴィトンを比べて買う人は、ほとんどいないんです。
ところで、ルイヴィトンのお店って、どこにあるのか知っています?
どうやら、人通りの多い交差点の一階にお店があるみたいです。
ちなみに、ぼくは半額弁当ばかり食べている貧乏人なんで、知りませんでした。
なぜ人通りの多い1Fにあるのかというと、ラグジュアリーブランドの売り方は、多くの認知を取りつつ、供給の数を減らして、その差を広げる売り方。
認知ー供給数の差を広げて、価値を高く見せることをしているんですって。
すなわち、買えない商品を多くの人に見せびらかしているわけです。
多くのお客さんが買えないことをわかった上で、あえて人通りの多い場所にお店を構えるなんて、性格わるいですよねーサイテー
買えないものを、見せびらかしている…。
あれ?似てませんか?
第五人格のガチャ限定UR衣装の展示と似てませんか、コレ。
売らない努力をすることで、価値を高める
第五人格は、ラグジュアリーブランドと同じ戦略で、あえてガチャ限定のUR衣装の展示していたのではないかと思います。
すなわち、つぎのような構図を意識していたのではないかと思うのです。
- ガチャ限定URの存在を知る
- 認知を獲得
- 供給は販売後ゼロ
- 認知ー供給の値が広がる
- 衣装・ガチャの価値が上がる
新規ユーザーが増えれば増えるほど、ガチャ限定UR衣装の認知は増えていくので、価値が上がっていきます。
もしかすると、衣装よりガチャの価値を上げる手段としての設計だったのかもしれません。
いずれにせよ、ガチャUR衣装は、もう二度と手に入らない。
貴重なものであることを、ユーザーにたらめしていることは、まちがいありません。
第五人格の主な収益元は、衣装ガチャ課金ですから、おそらく意識的にやっていることだと思います。
なんとも、うまいやり方ですよね。あっぱれです。
#でも血祭りは再販して欲しかった
#色違いでもいいから!!
ちなみに、
今回取り上げたラグジュアリーブランドについては、キングコング西野さんの講演動画を参考にしました。面白い内容でしたので、興味のある方は覗いて見てください。